3/24 読書感想~『良い質問をする技術』
部下の話を聞く機会が増え、前回は阿川佐知子さんの『聞く力』(感想はこちら)で話を聞く姿勢を学びました。今回は部下により良い質問するために栗津恭一郎さんの『良い質問をする技術』を読みました。質問するための準備方法が書かれており、非常に勉強になりました。面談前に活用できそう。気になったポイントは下記。
答えたい/答えたくない、気づきがある/気づきがないの2軸を用いて、質問は4つにわけることができる。
(1)軽い質問:答えたくなる・気づきない
(2)良い質問:答えたくなる・気づきある
(3)悪い質問:答えたくない・気づきない
(4)重い質問:答えたくない・気づきある
(1)軽い質問:答えたくなる・気づきない
軽い質問は『相手との関係をよくする質問』特徴として、
・相手が答えやすい
・相手が話していて嬉しい
・相手が話しなれている
・相手の過去の成功体験についての質問
→良い質問への下地とする
・仕事のことだったら、学校で何を学び、職場でどんな経験を積み、どんな人とどんな関係を持っているか?考え方の元となっている経験は何か?
・生まれ育った家族のこと、現在の家族のこと、学生時代のエピソードなど
(2)良い質問:答えたくなる・気づきある
過去より未来に関する質問、クローズ質問よりオープンな質問。
『want to』の自分でありたいと気づかせてくれる質問。相手に気づきを促し、思考や行動をもたらすもの。
・軽い質問を気づきのあるものに変える
・重い質問を答えたくなるようにする質問
・仕事の大義を聞く質問。例:あなたの仕事は社会にどんな価値を提供しているのですか?
・言葉の定義を聞く質問。例:『社長の考えるお客様の満足とは具体的に何を指しているのか?』、『営業目標は何のためにあるのか?』
・反対の概念を聞く質問。例:個性的なとがった商品を作りたいと思っている人に、『個性がなくて、多数に受けいられる商品は何か?』、嫌いなことをリストアップし、好きなものを明確にする
・当たり前と思っていることを疑う質問:例:今当たり前になっていることを、昔はどうだったのですか?と質問する
・立場を変えてみる質問:例:『もしXXさんと〇〇さんが逆の立場だったら、どうでしょうか?』
・今と未来について聞く質問:『次、よりよくするためにはどうしたら、良いだろうか?』
・オープンクエスチョンをする:『宿題やった?』ではなく、『最近はどんな宿題なの?』、『宿題はどれくらい時間かかりそう?』、『宿題を人に手伝ってもらえるなら、誰に頼む?』など。
上記を踏まえて、自分に対する良い質問を作ってみる。
『自分の人生(仕事、プライベート、その他)をより充実させるための質問』を考えてみる。
(3)悪い質問:答えたくない・気づきない
相手との関係を悪化させ、相手の気づき、行動、成長にもつながらない質問。
相手から見ると、『なぜ、そんなことを質問するの?』って内容。
・関係性を構築していないのに、やたらとプライベートな質問を聞く、
・質問者の価値観や思い込みを押し付ける質問
・相手を追い詰めたり、委縮させる質問
・否定のニュアンスを含む質問。『どうしてそんなところに住んでいるの?』など
(4)重い質問:答えたくない・気づきある
重い質問は質問の目的が相手と共有されている。相手に『こんなきつい質問を聞いてくれるのは自分が目標を達成するためなんだ』と思ってもらえる質問。
相手に他責から自責への気づきを与える質問。
・プライベートなことを聞くテクニック
家族に何か問題を抱えていますか?とストレートに聞くことはできない。
・最近、これは早く解決したいなと思うことはどんなことですか?
・仕事を進めるうえで障害となっていることは何ですか?
・(やめようと思っているのに)つい続けてしまっていることは何ですか?
・誰にも言ってないけど、あれは間違いだったと思うことは何ですか?
・今からこれまで人生で出会っただれか一人に心から謝罪するとしたら、誰に何を謝罪しますか?
上記のような聞き方で自然に聞き出せることがある。
良い質問を作るテクニック
・『相手に新しい気づきを与えながら、相手が問いかけられたことのない質問』が良い質問になる。相手が普段自分にしていない質問
→失敗しがちなのが、『相手が全く知らないこと』、『相手が関心がないこと』を質問しがち
本人の中で内在化している質問に近いけど、『盲点』のように見逃しているポイントを探す
発見の切り口となるのが、『ビジョン』、『価値観』、『よく使う言葉』
ビジョン:その人が目指している状態、本当に手に入れたいもの、心からやってみたいこと
バリュー:その人が物事を判断するときに大切にしている価値観
→例:人生において、プライベート重視と仕事重視の人では、仕事に対する価値観が全く異なる。
ボキャブラリー:その人が普段会話や質問、回答でよく使う言葉
→ポジティブな言葉(例:率直、スムーズ、前向き、有意義、特別)などを多用するとパフォーマンスが向上する傾向がある。
・質問の作りかた
(1)質問対象者のビジョン、バリュー、ボキャブラリーのキーワードを収集する
(2)収集キーワードを品詞ごとに分類(名詞、動詞、形容詞、副詞)に分類
(3)疑問詞(why,what,when,who,where,how)とキーワードの組み合わせを作る
(4-1)キーワードからあまり使われない疑問詞に注目して、質問を作る。
(4-2)2つ以上キーワード+疑問詞を組み合わせて、質問を作る
(4-3)キーワードの書いたカードと疑問詞が書いたカードを作り、裏返しにして、疑問詞のカードを1枚、キーワードカード2枚を引き、質問を作ってみる
→質問対象者を自分として、質問を作る練習をしてみる。
キーワードの集め方は自分の場合はブログ、他人の場合は普段から使っている言葉、価値観、推測できるビジョンなどから。
・子供に与えたい『良い質問』
将来にわたって、子供の中に内在化してほしい質問をするように心がける。
→できないことにぶち当たたっときに、『どんなふうに努力すれば、できるようになるだろう?』と子供の中で内在化できるようになったら、子供は幸せに生きれるはず。
宿題でできなかったとき、『なぜ、こんな問題もできないの?』は𠮟責の意味が含まれており、自己肯定感が低くなる可能性あり。
→『どこから取り掛かればよいと思う?』、『図を書いたら、どうなる?』など叱責を意味合いがないような質問に変えてみる。
・未来に希望を持つような質問
現状、悩みや課題に悩んでいても、自分の未来に期待を持てるような質問を考える
人との関係が悪ければ、『あの人とどんなふうに素晴らしい関係が気づけるようになるだろうか?』
会社で憂鬱なら、『会社で気分よく仕事するには何を取り組めばよいか?』
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答えたい/答えたくない、気づきがある/気づきがないの2軸を用いて、質問は4つにわけることができる。
(1)軽い質問:答えたくなる・気づきない
(2)良い質問:答えたくなる・気づきある
(3)悪い質問:答えたくない・気づきない
(4)重い質問:答えたくない・気づきある
(1)軽い質問:答えたくなる・気づきない
軽い質問は『相手との関係をよくする質問』特徴として、
・相手が答えやすい
・相手が話していて嬉しい
・相手が話しなれている
・相手の過去の成功体験についての質問
→良い質問への下地とする
・仕事のことだったら、学校で何を学び、職場でどんな経験を積み、どんな人とどんな関係を持っているか?考え方の元となっている経験は何か?
・生まれ育った家族のこと、現在の家族のこと、学生時代のエピソードなど
(2)良い質問:答えたくなる・気づきある
過去より未来に関する質問、クローズ質問よりオープンな質問。
『want to』の自分でありたいと気づかせてくれる質問。相手に気づきを促し、思考や行動をもたらすもの。
・軽い質問を気づきのあるものに変える
・重い質問を答えたくなるようにする質問
・仕事の大義を聞く質問。例:あなたの仕事は社会にどんな価値を提供しているのですか?
・言葉の定義を聞く質問。例:『社長の考えるお客様の満足とは具体的に何を指しているのか?』、『営業目標は何のためにあるのか?』
・反対の概念を聞く質問。例:個性的なとがった商品を作りたいと思っている人に、『個性がなくて、多数に受けいられる商品は何か?』、嫌いなことをリストアップし、好きなものを明確にする
・当たり前と思っていることを疑う質問:例:今当たり前になっていることを、昔はどうだったのですか?と質問する
・立場を変えてみる質問:例:『もしXXさんと〇〇さんが逆の立場だったら、どうでしょうか?』
・今と未来について聞く質問:『次、よりよくするためにはどうしたら、良いだろうか?』
・オープンクエスチョンをする:『宿題やった?』ではなく、『最近はどんな宿題なの?』、『宿題はどれくらい時間かかりそう?』、『宿題を人に手伝ってもらえるなら、誰に頼む?』など。
上記を踏まえて、自分に対する良い質問を作ってみる。
『自分の人生(仕事、プライベート、その他)をより充実させるための質問』を考えてみる。
(3)悪い質問:答えたくない・気づきない
相手との関係を悪化させ、相手の気づき、行動、成長にもつながらない質問。
相手から見ると、『なぜ、そんなことを質問するの?』って内容。
・関係性を構築していないのに、やたらとプライベートな質問を聞く、
・質問者の価値観や思い込みを押し付ける質問
・相手を追い詰めたり、委縮させる質問
・否定のニュアンスを含む質問。『どうしてそんなところに住んでいるの?』など
(4)重い質問:答えたくない・気づきある
重い質問は質問の目的が相手と共有されている。相手に『こんなきつい質問を聞いてくれるのは自分が目標を達成するためなんだ』と思ってもらえる質問。
相手に他責から自責への気づきを与える質問。
・プライベートなことを聞くテクニック
家族に何か問題を抱えていますか?とストレートに聞くことはできない。
・最近、これは早く解決したいなと思うことはどんなことですか?
・仕事を進めるうえで障害となっていることは何ですか?
・(やめようと思っているのに)つい続けてしまっていることは何ですか?
・誰にも言ってないけど、あれは間違いだったと思うことは何ですか?
・今からこれまで人生で出会っただれか一人に心から謝罪するとしたら、誰に何を謝罪しますか?
上記のような聞き方で自然に聞き出せることがある。
良い質問を作るテクニック
・『相手に新しい気づきを与えながら、相手が問いかけられたことのない質問』が良い質問になる。相手が普段自分にしていない質問
→失敗しがちなのが、『相手が全く知らないこと』、『相手が関心がないこと』を質問しがち
本人の中で内在化している質問に近いけど、『盲点』のように見逃しているポイントを探す
発見の切り口となるのが、『ビジョン』、『価値観』、『よく使う言葉』
ビジョン:その人が目指している状態、本当に手に入れたいもの、心からやってみたいこと
バリュー:その人が物事を判断するときに大切にしている価値観
→例:人生において、プライベート重視と仕事重視の人では、仕事に対する価値観が全く異なる。
ボキャブラリー:その人が普段会話や質問、回答でよく使う言葉
→ポジティブな言葉(例:率直、スムーズ、前向き、有意義、特別)などを多用するとパフォーマンスが向上する傾向がある。
・質問の作りかた
(1)質問対象者のビジョン、バリュー、ボキャブラリーのキーワードを収集する
(2)収集キーワードを品詞ごとに分類(名詞、動詞、形容詞、副詞)に分類
(3)疑問詞(why,what,when,who,where,how)とキーワードの組み合わせを作る
(4-1)キーワードからあまり使われない疑問詞に注目して、質問を作る。
(4-2)2つ以上キーワード+疑問詞を組み合わせて、質問を作る
(4-3)キーワードの書いたカードと疑問詞が書いたカードを作り、裏返しにして、疑問詞のカードを1枚、キーワードカード2枚を引き、質問を作ってみる
→質問対象者を自分として、質問を作る練習をしてみる。
キーワードの集め方は自分の場合はブログ、他人の場合は普段から使っている言葉、価値観、推測できるビジョンなどから。
・子供に与えたい『良い質問』
将来にわたって、子供の中に内在化してほしい質問をするように心がける。
→できないことにぶち当たたっときに、『どんなふうに努力すれば、できるようになるだろう?』と子供の中で内在化できるようになったら、子供は幸せに生きれるはず。
宿題でできなかったとき、『なぜ、こんな問題もできないの?』は𠮟責の意味が含まれており、自己肯定感が低くなる可能性あり。
→『どこから取り掛かればよいと思う?』、『図を書いたら、どうなる?』など叱責を意味合いがないような質問に変えてみる。
・未来に希望を持つような質問
現状、悩みや課題に悩んでいても、自分の未来に期待を持てるような質問を考える
人との関係が悪ければ、『あの人とどんなふうに素晴らしい関係が気づけるようになるだろうか?』
会社で憂鬱なら、『会社で気分よく仕事するには何を取り組めばよいか?』
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