3/3 エフォートレス思考～努力を最小化、成果最大化

『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する』を読みました。この本で気になった部分は下記。

(1)エフォートレス精神
・エフォートレス精神：肉体的、精神的疲れが無く、エネルギーに満ちた状態。今この時を味わい、大事なタスクに集中できる状態
・転回：頑張って成果を上げるのではなく、『どうすればもっと簡単にできるのか？』を考える。大きな困難を感じたら、やり方が悪いのではないか？と振り返る。

・遊び：重要な任務と楽しい行動を組み合わせる。お気に入りのBGMを聞いたら、仕事する、会議前に大好きなドリンクを飲むなど。
・解放：心の負荷となっているものを解放する。足りないものに目を向けるのではなく、すでにあるものに目を向ける。不満を一つ感じたら、感謝を1つ見つける。

・休息：『何もしない』技術を身につける。1日の疲れは1日で癒せるように仕事量を調整する。30分単位でタスクを分けて実行する。昼寝を活用する。

・集中：無関係なことに気をとらわれず、今に集中する。注意力を高める。
・エフォートレス精神を低入れるためのトレーニング

1.場の準備：静かな場所に行き、スマホの電源を切り、10分程度一人になる。
2.体の力を抜く：背筋を伸ばし、楽な姿勢で座る。目を閉じ肩を回す。全身の力を抜く。
3.頭を落ち着かせる：色々な考えが浮かんで去っていくのを感じる
4,心の解放：嫌な人のことが浮かんだら、『許します』とつぶやき、相手と自分をつないでいた鎖を心の中で断ち切る
5.感謝の言葉：過去に感謝したことを思い出す。5感を使い、今それを体験しているかのようにイメージする。

(2)エフォートレスな行動
・エフォートレスな行動：より少ない努力で大きな成果を出すこと。先延ばしをやめて、最初の1歩を踏み出す。考えすぎず、楽に行動する。無理をせず、自分のペースで進む。

・目標：プロジェクト着手前に完了のイメージを明確にする。完了の明確な条件を設定する。その条件となったら、完了する。日々の完了リストを作る。

・発動：最もシンプルな行動から始める。やるべきタスクを分解し、最小のステップに落とし込む。最小のステップを踏み出し、10分間のモチベーションとエネルギーを高める。

・単純：各ステップを単純化するのではなく、不要なステップを無くす。必要のない努力はしない。やらないことを最大限増やす。最小単位で進捗を計る。

・前進：ひどくても良いので、まずはアウトプットしてみる。安く失敗し、失敗から学ぶ。完璧主義の頭から自分のアウトプットを守る。

・上限：エフォートレスなペース上限の設定。ゆっくりはスムーズ、スムーズは速い。全力疾走が速いわけではない。X以上、Y以下のシンプルな範囲を遵守する。纏めて頑張っても、同じ成果が上がるとは限らない。

(3)エフォートレスなしくみ
・エフォートレスなしくみ：少ない努力で臨む結果が何度でも得られるようにする。

・学習：目先の方法でなく、原則を学ぶ。基本を理解し、様々な場面で応用する。先人の知を最大限活用する。独自の知識を開拓し、永続的なチャンスを手に入れる

・強化：教えることをレバレッジとし、力を何倍も引き出す。教え方を教えれば、影響範囲は大きくなる。自分が教えたことを実践し、学びの成果を確認する。理解しやすく覚えやすいストーリーで伝える。シンプルな方法で伝える。

・自動化：多くのタスクを自動化し、脳の利用可能なスペースを広げる。記憶に頼らずチェックリストを活用し、作業ミスを防ぐ。

・信頼：信頼を活用し、摩擦の無い効率的なチームを作る。誠実さ、知性、自発性を備えた人材を活用する。求められる成果、役割、ルール、リソース、報酬を明確にする。

・予防：問題をごまかさず、問題が起きる前に解決する。明日の困難を防ぐため、今すぐ簡単にできることを探す。何度も繰り返させる問題を解決するため、2分間だけきちんと取り組む。

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