6/3 読書感想~失敗を成功につなげる内省の技術
今日はamazon kindle unlimitedで『リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』を読みました。リフレクションとは、自分の内面を振り返ることです。リフレクションの目的は『経験から学び、未来に活かすこと』です。リフレクションを通じて、セルフマネージメント、部下育成に活用できます。
最近、過去の経験をベースとした自分の価値観が固定化されているように感じていました。リフレクションを通じて自分の内面を見直し、柔軟な思考を持ちたいと考え、この本を読みました。
・認知の4点セット
自分の価値観を知るためのフレームワーク。自分の意見や考えを『意見』、『経験』、『感情』、『価値観』に切り分けて可視化する。
意見;あなたの意見、考え、思ったこと、学びなど
経験:その意見の背景には、どのような経験に基づいていますか?
感情:その経験にはどのような感情が紐づいているのか?
価値観:意見、経験、価値観を通じて、大切にしている価値観を明らかにする。
例:犬を見たときの認知
意見:犬が好き
経験:自宅で犬を飼っている
感情:喜び、安心
価値観:犬は可愛らしく癒してくれる
同じ経験をしても、経験と紐づく感情は人により異なる。認知の4点セットを活用することで、自分の価値観を明確になる。
・自分の価値観を知る
自分を突き動かす大切な価値観(内発的動機)は何か?内発的動機とは、報酬や処罰による動機(外発的ど動機)ではなく、誰もが本来の能力を開花させ、創造性を活性化させることができる動機のこと。動機の源はやりがいや喜びを感じる理由で、人により異なる。
動機の源は言語化していなくても、心では何かを知っている。動機の源が満たされている場合、『やりがいや喜び』を感じ、満たされていない場合、ネガティブな感情になる。
(a)動機の源の探し方
・キーワードリストを活用したリフレクション
・腹が立った時のリフレクション
キーワードリスト:
バランス生活/職業上の行い/チャレンジ/リスクテイク/職業上の成果/社会問題/名声・成功/パワー・影響力/正直/自己理解/オープン/良い人間関係/勤勉さ/孤独/瞑想/他者支援/仕事そのものの喜び/効率/物質的豊かさ/自立・独立/仕事の質/好奇心/精神性/未来志向/広範囲の関心/専門分野での評価/創造性・独自性/指導・育成/信条/真実の追求/成長・学習
意見:どのキーワードを選んだか?
経験:選んだキーワードが大切と感じる経験は何か?
感情:どのような気持ちだったか?
価値観:そこから見えてくるあなたを突き動かす価値観は何か?
・腹が立った時のリフレクション
腹が立っているときは動機の源が満たされていない。腹が立っている原因を探ることで、動機の源を見つけるチャンスとなる。やりがいを感じた出来事で、認知4点セットを活用することで、動機の源を知ることができる。
意見:最近、ネガティブな気持ちになった(腹がたった)ことをひとつあげる
経験:どのような経験であったか?
感情:経験からどのような気持ちなったか?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる価値観は何か?
(b)ビジョン形成
未来に対する目的、ビジョンを形成するリフレクション。『自分は何を実現したいのか?』を明確にする。例えば、健康に暮らしたい、お客様に笑顔になってほしいなど。動機の源が満たされていないとき、何かに不満、課題がある。心の中には『ありたい姿』があり、『ありたい姿』がビジョンの種となる。
意見:現在、実現したいことは何か?
経験:その意見の背景にはどのような経験があるのか?
感情:経験からどのような気持ちなったか?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる価値観は何か?
取り組んでいるテーマのリフレクション
テーマ:何に取り組んでいるのか?
目的とビジョン:取り組みを通じて何を実現したいのか?
動機:そのことはどのような意味を持ちますか?
経験:そのことについて、どのような経験を持っていますか?
感情:経験からどのような気持ちなったか?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる価値観は何か?
ニーズ:取り組みの受益者はだれか?取り組みが成功すると、受益者は何を手に入れるのか?
インパクト:取り組みが成功すると、社会にどのような変化が起きますか?
成功評価の定義:目的やビジョンの成功を評価する定義はありますか?
・経験から学ぶ
経験から学ぶためのリフレクションフレームワーク
(1)本来期待されていた結果は何だったのか?
(2)実際の結果は何だったのか?
(3)ありたい姿と現実のギャップは何か?
(4)ギャップを埋めるために何を変えればよいか?
(5)ありたい姿を現実にするために何をすればよいか?
計画:どのような計画を立てたか?
仮説:計画の前提にある仮説(判断基準)は何か?
経験:経験からうまくいったこととうまくいかなかったことは何か?
感情:経験に紐づいていた感情は何か?
経験からの学び:なぜうまくいった(うまくいかなかった)と思うか?経験前に戻れるなら、何を変えるか?
法則の定義:リフレクションから明らかになったことは何か?
行動計画:学んだことをどのように次の行動に活かしますか?
・アンラーン
アンラーンとは過去の学びを手放す行為。これまでのやり方やものの見方が通用しないときに行う。アンラーンのためのリフレクション。
(1)過去の成功体験のリフレクション
(2)アンラーンの先にある世界を想像する
アンラーンの先のある世界で生きている人にインタビューする。インタビューから明らかになったことを整理し、インタビューで得た意見、学びについて、リフレクションする。
(3) (1)、(2)のリフレクションで明らかになったことは何か?何をアンラーンするか?
ステップ1:改善目標テーマを選ぶ。選んだテーマについて、認知の4点セットを活用し、リフレクションを実施
ステップ2:改善目標を決めるため、改善前の行動と恐れを洗い出す。
ステップ3:感情の背景にある価値観を掘り下げる
ステップ4:事故変容のビジョン形成。自分自身の何を変えるか?改善目標に取り組むとどんな良いことがあるか?何を手に入れるために自己変容したいのか?
ステップ5:最初に何に取り組むか?成功の評価軸は何か?どのような自己変容が起きると最終ゴールとなるのか?
・ストレス対処法を見つけるリフレクション
意見:心が穏やかになるときはどんなときか?
経験:その経験はどのようなものか?
感情:経験をしたときの感情は?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる自分が大切にしている価値観は?
・主体性を育む指示の出し方
部下に指示を出す時を『なぜ(why)?』、『何(what)』、『どのように(How)』の順番に伝える。
期待値を以下の5つの方法ですり合わせる。
Specific(具体的):目標を具体的にする
Measurable(測定可能):成功の評価軸を明確にする
Achievable(達成可能かつチャレン):本人の経験と照らし合わせて、妥当なチャレンジであることを明確にします
Relevant(組織ニーズとのつながり):顧客や組織のニーズに応えるミッションであることを明確にする。
Schedule:スケジュールが明確になっていること
部下にフィードバックするとき、褒めることとネガティブなフィードバックには理想の比率がある。ポジティブ:ネガティブ=5:1。具体的なプラス評価5回に対して、建設的なマイナス評価を1回する。
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最近、過去の経験をベースとした自分の価値観が固定化されているように感じていました。リフレクションを通じて自分の内面を見直し、柔軟な思考を持ちたいと考え、この本を読みました。
・認知の4点セット
自分の価値観を知るためのフレームワーク。自分の意見や考えを『意見』、『経験』、『感情』、『価値観』に切り分けて可視化する。
意見;あなたの意見、考え、思ったこと、学びなど
経験:その意見の背景には、どのような経験に基づいていますか?
感情:その経験にはどのような感情が紐づいているのか?
価値観:意見、経験、価値観を通じて、大切にしている価値観を明らかにする。
例:犬を見たときの認知
意見:犬が好き
経験:自宅で犬を飼っている
感情:喜び、安心
価値観:犬は可愛らしく癒してくれる
同じ経験をしても、経験と紐づく感情は人により異なる。認知の4点セットを活用することで、自分の価値観を明確になる。
・自分の価値観を知る
自分を突き動かす大切な価値観(内発的動機)は何か?内発的動機とは、報酬や処罰による動機(外発的ど動機)ではなく、誰もが本来の能力を開花させ、創造性を活性化させることができる動機のこと。動機の源はやりがいや喜びを感じる理由で、人により異なる。
動機の源は言語化していなくても、心では何かを知っている。動機の源が満たされている場合、『やりがいや喜び』を感じ、満たされていない場合、ネガティブな感情になる。
(a)動機の源の探し方
・キーワードリストを活用したリフレクション
・腹が立った時のリフレクション
キーワードリスト:
バランス生活/職業上の行い/チャレンジ/リスクテイク/職業上の成果/社会問題/名声・成功/パワー・影響力/正直/自己理解/オープン/良い人間関係/勤勉さ/孤独/瞑想/他者支援/仕事そのものの喜び/効率/物質的豊かさ/自立・独立/仕事の質/好奇心/精神性/未来志向/広範囲の関心/専門分野での評価/創造性・独自性/指導・育成/信条/真実の追求/成長・学習
意見:どのキーワードを選んだか?
経験:選んだキーワードが大切と感じる経験は何か?
感情:どのような気持ちだったか?
価値観:そこから見えてくるあなたを突き動かす価値観は何か?
・腹が立った時のリフレクション
腹が立っているときは動機の源が満たされていない。腹が立っている原因を探ることで、動機の源を見つけるチャンスとなる。やりがいを感じた出来事で、認知4点セットを活用することで、動機の源を知ることができる。
意見:最近、ネガティブな気持ちになった(腹がたった)ことをひとつあげる
経験:どのような経験であったか?
感情:経験からどのような気持ちなったか?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる価値観は何か?
(b)ビジョン形成
未来に対する目的、ビジョンを形成するリフレクション。『自分は何を実現したいのか?』を明確にする。例えば、健康に暮らしたい、お客様に笑顔になってほしいなど。動機の源が満たされていないとき、何かに不満、課題がある。心の中には『ありたい姿』があり、『ありたい姿』がビジョンの種となる。
意見:現在、実現したいことは何か?
経験:その意見の背景にはどのような経験があるのか?
感情:経験からどのような気持ちなったか?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる価値観は何か?
取り組んでいるテーマのリフレクション
テーマ:何に取り組んでいるのか?
目的とビジョン:取り組みを通じて何を実現したいのか?
動機:そのことはどのような意味を持ちますか?
経験:そのことについて、どのような経験を持っていますか?
感情:経験からどのような気持ちなったか?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる価値観は何か?
ニーズ:取り組みの受益者はだれか?取り組みが成功すると、受益者は何を手に入れるのか?
インパクト:取り組みが成功すると、社会にどのような変化が起きますか?
成功評価の定義:目的やビジョンの成功を評価する定義はありますか?
・経験から学ぶ
経験から学ぶためのリフレクションフレームワーク
(1)本来期待されていた結果は何だったのか?
(2)実際の結果は何だったのか?
(3)ありたい姿と現実のギャップは何か?
(4)ギャップを埋めるために何を変えればよいか?
(5)ありたい姿を現実にするために何をすればよいか?
計画:どのような計画を立てたか?
仮説:計画の前提にある仮説(判断基準)は何か?
経験:経験からうまくいったこととうまくいかなかったことは何か?
感情:経験に紐づいていた感情は何か?
経験からの学び:なぜうまくいった(うまくいかなかった)と思うか?経験前に戻れるなら、何を変えるか?
法則の定義:リフレクションから明らかになったことは何か?
行動計画:学んだことをどのように次の行動に活かしますか?
・アンラーン
アンラーンとは過去の学びを手放す行為。これまでのやり方やものの見方が通用しないときに行う。アンラーンのためのリフレクション。
(1)過去の成功体験のリフレクション
(2)アンラーンの先にある世界を想像する
アンラーンの先のある世界で生きている人にインタビューする。インタビューから明らかになったことを整理し、インタビューで得た意見、学びについて、リフレクションする。
(3) (1)、(2)のリフレクションで明らかになったことは何か?何をアンラーンするか?
ステップ1:改善目標テーマを選ぶ。選んだテーマについて、認知の4点セットを活用し、リフレクションを実施
ステップ2:改善目標を決めるため、改善前の行動と恐れを洗い出す。
ステップ3:感情の背景にある価値観を掘り下げる
ステップ4:事故変容のビジョン形成。自分自身の何を変えるか?改善目標に取り組むとどんな良いことがあるか?何を手に入れるために自己変容したいのか?
ステップ5:最初に何に取り組むか?成功の評価軸は何か?どのような自己変容が起きると最終ゴールとなるのか?
・ストレス対処法を見つけるリフレクション
意見:心が穏やかになるときはどんなときか?
経験:その経験はどのようなものか?
感情:経験をしたときの感情は?
価値観:意見、経験、感情から見えてくる自分が大切にしている価値観は?
・主体性を育む指示の出し方
部下に指示を出す時を『なぜ(why)?』、『何(what)』、『どのように(How)』の順番に伝える。
期待値を以下の5つの方法ですり合わせる。
Specific(具体的):目標を具体的にする
Measurable(測定可能):成功の評価軸を明確にする
Achievable(達成可能かつチャレン):本人の経験と照らし合わせて、妥当なチャレンジであることを明確にします
Relevant(組織ニーズとのつながり):顧客や組織のニーズに応えるミッションであることを明確にする。
Schedule:スケジュールが明確になっていること
部下にフィードバックするとき、褒めることとネガティブなフィードバックには理想の比率がある。ポジティブ:ネガティブ=5:1。具体的なプラス評価5回に対して、建設的なマイナス評価を1回する。
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