10/3/26『世紀の相場師ジェシーバリモア』

自分のための読書メモ

【株取引で重要なポイント】
・タイミング:取引をいつ開始し、いつ手じまうか?
・資金管理:金は失ってはならない
・感情の制御:単純明快なルールを立てて、守ること。自らの心理傾向にあった作戦を立てる

【その他のルール】
・実際に金を賭ける。シュミレーションでは心理や感情をテストする事はできない。
・損失は早めに切って捨てる
・一気に予定の金額を投入するのでなく、小額で事前に確認する
・取引終了する理由が無い場合、利益を成り行き任せとする

・主要銘柄を取引の中心とする
・取引銘柄を限定する
・次々と高値を更新する銘柄は『買い』である
・大型株が値を下げると、しばしば買い得と勘違いする。その後、反転することは少なく、下がり続ける事が多い

【タイミングに関するルール】
・投下した資金の10%以上損失を出してはならない。
・巨大な利益は『座して待つ』
・しばしば相場から完全に離れる
・相場全体、個々の銘柄についてもトレンドを確認する。トレンドに逆らうのは極端に不利。
・『買い』に高すぎるはなし・『空売り』に安すぎるもなし
・株価が動かす要因は何かを調べるのは無駄。要因は後からわかるものである。
・取引している銘柄が予想とは逆方向に進み始めたら、すぐ売り払う事
・1日で前日の高値を更新し、終値が前日の終値より安く、出来高が大幅増は要注意である。トレンドの変化。
・株価の急激な下落に直面したら、要注意。反発しなければ、さらに下げ続ける。要因は後からわかることが多い
・強気の相場の終盤は恐ろしいほど値を上げる株がある。ギリギリまで保有する事。
・理由無く『人気株』というだけで棒上げする株は要注意

・『高値更新』は極めて重要。高値更新は需給バランスが崩れ、勢いよく上昇していることが多い。
・『同一業種株価連動』もタイミング指標としては重要。主力株が上昇すると、中、小型株の同業種株も追随する。
・業種で主力株を選ぶこと
・損切りルールを明確にすること
・最も可能性が高いトレンドに資金を集中させる。最初は小額から初めて様子を見る。その後、本格的な投資をする
・予想外の朗報なら、そのトレンドに乗る。予想外の悪ニュースの場合、即座にてじ舞う。

・株価は毎日観察する必要がある。銘柄の性質を特定する事ができ、特定の状況下でどんな反応を示すか読めるようになってくる。
・相場がボックス圏にある場合、市場は停滞している。相場がいつ、どんな方向に動くか予想したり、期待するのは危険である。相場自体、銘柄が動きを確認するのを待つ。
・相場は上げるか、下げるか、横ばいである。上げ、下げでも利益を上げる事が出来る。横ばい、方向性が無くなったら、休憩すること
・強気相場の場合、相場をリードする銘柄を選ぶ。その銘柄がつまずいたり、高値を更新しなくなった場合、トレンドが変わるシグナルと見る
・長期に及ぶトレンドの後、大商いが出現し、相場が湧き上がる事態となったら、警戒する。トレンドが終息する場合に発生することが多い。

【資金管理に関するルール】
・損切りポイントの設定。10%以上のマイナスは抱え込むべきではない。
・『時は金なり』は相場では通用しない。マネーが動かず利益を生まない『時』があるから。急ぐ必要はない。
・チャンス到来と思っても、すぐに全力で投資せず打診買いすること。自分の資金の場合、30%単位で投資する。株価が思惑と逆方向に動いた場合、取引を終了すること
・『負け』銘柄はすぐに切り捨てる。『勝ち』銘柄は順風下にある限り、そのまま動きに任せる。

【感情の制御に関するルール】
・株取引において、感情を制御する事が最も重要。
・期待・予想をしてはいけない。相場から糸口、シグナルを確認してから行動する。
・銘柄の特有の動きの原因をつかもうと調べるのは無駄。
・気持ちの浮き、沈みに左右されない。多大な儲けから自分に自信を持ちすぎるのは問題だが、損失をこうむり、意気消沈することも問題である。
・自分なりの取引手法を忠実に従うこと。自分の正確にあった無理のない手法を考案し、ルールに従うこと
・市場の方向性が見えないと思ったら、『待ち』を決め込むこと
・優れた相場師には『観察力、記憶力、計数能力、独自の体験』がそろっている
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